【ぐれちの手記】ぐれちにサンタはやってこない
ぐれちである。
livedoorブログから移動して、初めての手記の記入だ。
やすちが懇願するから致し方なく移動したのだけれど、やすちが忙しそーーーーにっ、するからなかなか更新できなかった。
悲しき。
そんなこんなで、やっとこさ書いてもらうことができたのである。
えいやっ、ほいさっ、やっとこさ。
そういえば、12月24日、25日はクリスマスという催しをみんながするらしい。
ぐれちはクリスマスが好きだ。
なぜなら、ぬいぐるみたちが子供たちの手に渡るという、一大イベントだからである。
ぬいぐるみよっては、サンタクロースに運ばれているため、実際にサンタクロースに会った者もいると聞く。
ぐれちはあれだ。
ぬいぐるみ王国の国王だから、サンタクロースに会ったことがもちろんある。
というかマブダチだ。電話1本で来てくれる。
ぐれちは電話持ってないけども.........。
ちなみに赤いサンタはみんな知ってるけど、黒いサンタがいることをご存知か?
赤いサンタは良い子にプレゼントをあげる。
それに対して、黒いサンタクロースは子供を懲らしめるサンタクロースである。
やすちに調べてもらったのだけど『クネヒト・ループレヒト』というらしい。
変な名前である。
黒いサンタとはあまり話したことがないけれど、なかなか良い奴である。
悪いことをした子供を懲らしめ、改心させることが黒いサンタの仕事らしい。
あくまでも、その子供のことを思ってしている行動だと彼は言っていた。
そして、良い子になることで次の年から、赤いサンタクロースにプレゼントがもらえるという...。
良いシステムである。
ぐれちは人間界にきて、3年または4年が経過するが1度もサンタクロースが来たことない。
赤と黒、どっちもきたことがないのである。
マブダチだから来てくれるかと思ったけど、1度も来たことない...。
なぜだと思い、赤黒サンタクロースに聞いたら
「ぐれちは子供じゃないから」
そう言われた。
確かにぐれちは生まれたときから、子供という枠組から外れていた...。
誠に残念である。
そういえば、最近はサンタクロース業は依託システムになり始めたらしい。
サンタクロースもだいぶおじいちゃんだし、子供も多くなってきて昔よりプレゼント配りが大変だから、遠い所はその親にサンタクロースを依託しているらしい。
黒いサンタクロースは部下がたくさんいるから問題はないのだけど、赤いサンタクロースは後継者の育成が難しいと嘆いておった。
赤いサンタクロースになるためには、心が清くないといけないからだ。
365日、子供のことを心から愛せる人でなければ、赤いサンタクロースになれないのだ。
ぐれちは条件を満たしていたのだけど、ぬいぐるみだからなれなかった...。
致し方ない。
明日はクリスマス。
幸せがたくさん落ちているクリスマス。
大人はプレゼントを恋人、家族、友達からもらうであろう。
みんなの心にサンタクロースがいるからだ。
プレゼントをもらったら「ありがとう」をちゃんと言うのが大事だぞ。
いつだって感謝の気持ちを忘れてはならぬ。
なにかを貰うのが当たり前なんて、思ったらいつかその人に愛想を尽かされてしまうぞ。
尽かされてしまったら、もうそこで終わりだ。
しっかりと感謝の気持ちは、恥ずかしくても伝えるべきだとぐれちは思う。
ちなみに、やすちサンタは予定ができたと言っていたけど、ぐれちを連れて行かないやつだ。
だから、ぐれちはサンタクロースのお手伝いをしようと思う。
みんなの心にいるサンタクロースは、誰を幸せにするのだろう。
メリークリスマス。
良きクリスマスを楽しみたまえ。